メディアとしてのマンガを考える

マンガを題材にメディアのモードが変わった時の異同や,小学校におけるICT活用やプログラミング教育の実践について研究しています。
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2023年6月18日日曜日

第6回 6月18日 オンライン

 今回は授業についてと研究について進捗状況の報告を行い大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【授業について】

 授業については、テスト前最後の授業ということもあり、学習の方法を学ぶことに重きを置いて授業を行いました。サイトやYouTubeなど自分に合った方法を探し出し、判断し、実際に使ってみるということを繰り返し行っていくことで、学び方を学ぶ事ができると考えられました。その際に、振り返りを内容についてだけでなく、学び方が自分に合っていたか、なぜその学び方が良かったのか、あるいはどのようにすればうまくいったのかなどを振り返らせるようにすることが必要であると示唆をいただきました。

 普段の授業ではどうしても内容にフォーカスした振り返りになりがちであるため、振り返り自体の具体例を示すことを行い、生徒が振り返りを行えるようにし、次回の学習に活かせるようにしたいと考えます。また、最初にルーブリックを示すこと、そこから自分の現在の状況に合わせた目当てを立てられる力も育みたいと考えます。


【授業実践について】

 授業実践については、指導案と本時案2時間分についてご指導をいただきました。本時案について、評価とも評価の観点をそろえること、その際に評価が一目で行えるような設定の仕方を行う必要があると示唆をいただきました。本時の流れについては、2時間を通して何を育てたいのかということをもう一度明確にし、最後にパフォーマンス課題を状況設定込みで設定していく必要があると分かったため、もう一度組みなおしたいと思います。

 今の状況として、AIとメディアの関係について理解させたいのか、偽情報と誤情報の特徴について理解させたいのかが混ざってしまっているので、整理して何の力を育みたいのかということを形にできるようにしたいと考えます。


2023年6月7日水曜日

第5回 6月7日 オンライン

 今回は授業についてと研究について進捗状況の報告を行い大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【授業について】

 授業については、前回と同様に生徒に学習形態を選択させる形で行いました。現在は、一度学習形態を決めると変更することがないため、授業の目標や難易度に合わせて授業の途中で学習形態を変化できるように指導していきたいと思います。

 また、『山月記』を教材として扱っており、生徒がストーリーを把握することが難しいと感じているため、動画教材を用いて視覚的に提示することと、そのときの注意点について指導していただきました。情報収集の方法を動画という一例を通して示し、その方法を指導するということ、また、参考情報を知ったうえでもう一度読ませるという指導が必要であると分かりました。映像や解説を理解しただけでは、コンテンツを教えただけにすぎないため、それらの方法を学ばせ、他の教材や小説を読む際に活かすことができるように生徒に指導を行っていきたいと考えます。


【授業実践について】

 今回も指導案についてご指導をいただきました。より単元目標について国語科に寄せることが必要であるとされ、学習指導要領の文言とそろえたり、国語的な知識や技能を含めたりする必要があると分かりました。その際に、指導要領では正しいことを前提に正しく読むことが示されているため、そこにプラスアルファで真偽を意識することも日常では必要であるということを含めて示せるようにしたいと考えます。同様になぜこの教材を扱うのか、その理由の前提条件として社会の状況や資質能力の説明をより丁寧に行う必要があるということも示唆をいただきました。今後は本時案についても大枠を完成させたいと考えます。

 授業実践で取得するデータについては、参考にした先行研究が小学校4年生を対象にしたものであったため、その内容を高校生を対象にしたものに書き換えるとともに、AIに関する項目を先行研究より引っ張ってくるようにしたいと考えます。

 残り時間は少ないですが、実践が一度しか行えないため、丁寧に準備を行っていきたいと思います。


2023年5月31日水曜日

第4回 5月31日 オンライン

 今回は授業についてと研究について進捗状況の報告を行い大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【授業について】

 自分が行っている授業に関して、教科書の内容ではなく学び方を教えることを意識させ、教師がいなくても自分で学べるようにということ、それらを具体的に授業内で行っていくのかということを大久保先生よりご指導いただきました。

 非常勤校では前回から変更して,では授業の形態を生徒に選ばせる形で行ったところ,比較的抵抗も少なく,生徒が自ら考えようとする状況をつくることができたため,継続して行い,生徒に委ねる場面を増やしていきたいと考えます。その一方で、実習校での授業では、上手く授業形態を生徒に選択させると、少し抵抗を感じる様子も見せたため、普段の授業とのギャップが存在するということを実感しました。一つの集団ではなぜうまくいったのか、一方の集団ではうまくいかなかったのかということを振り返り、今後の授業に活かしていき、生徒に学び方を学ばせられるようにしていきたいと考えます。


【研究について】

 研究については先行研究の報告と、授業実践の指導案についてご指導いただきました。先行研究では、AIについての先行研究を報告しました。授業実践の内容に直接生かせるという内容ではなく、理論的なものでしたが今後指導案や、報告書を書く際参考にしていきたいです。

 指導案については、教材観、生徒観、指導観について書きました。教材観についてはなぜAIによる偽情報・誤情報を扱うのかという教材の価値についてもう少し書くとよいこと、今回の場合は生徒観から書き始め、教材を決め教材観、指導観を書くとよいことをご指導いただきました。また、教師の意図によって指導案の書く順序というのも変化するべきであるということも学ぶことができました。

 残り2週間程度ですが、指導案を書きつつ、教材の選定、評価の際にどのようなデータを取るのか取るのかということを決め、実習校の先生や他の指導教官の先生方にご提示できるようにしたいと思います。


2023年5月24日水曜日

第3回 5月24日 オンライン

 今回は研究についての進捗状況の報告と授業について大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【先行研究について】

 今回は、小学校4年生を対象にフェイクニュースの信憑性を意識させる学習プログラムについての論文と、その論文内で参考文献として取り上げられていたウェブアクセスリテラシーの尺度作成についての論文を読みました。ウェブアクセスリテラシーの論文については育成する内容の根拠として用いられていると分かりました。

 また、学習プログラムは実践の方法として参考にはなりましたが、自分自身が実践を行う場合、新規性と高校生で行う妥当性がさらに必要になってくるとご指導いただきました。

 今後は、授業実践を参考に、授業の流れや教材などを決めていきたいです。


【授業実践について】

 今回は、前回から引き続き授業実践を考えました。内容を決めることに加え、今回は学習指導要領より、批判的についてや映像に関する記述を引いてきました。学習指導要領に内容は文章を読み解くことが前提となっているため、読解の幅を広げる提案として今回の授業実践を行っていきたいと考えます。国語科においては、読解の力を育む際文章読解の力に寄与しないといけないと考える意見と、文章以外の映像など読解の幅を広げる意見が存在しており、自分自身はどちらも必要な力ではあると考えます。今回の実践では、読解の幅を広げることにつながるため、論理的に自分自身の意見を示していきたいと考えます。

 今後教材や授業の流れを決めつつ、指導案の形にしていく中で、目標を国語科とMLの二本立てで立てるのかあるいは、指導要領の内容を拡張する形で立てるのかということも考える必要があるとご指導いただきました。また、それにともなって評価についても、国語科とMLに関するものを用意できるようにしていきたいと考えます。


2023年5月17日水曜日

第2回 5月17日 オンライン

 今回は研究についての進捗状況の報告と授業について大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【先行研究について】

 今回は、前回に引き続き授業実践の評価に関する尺度を調べました。評価を行う際尺度は必要となってくるため、引き続き収集しどの尺度を使うのかということも考えていきたいです。また、これまでのMLにおいては、誤情報・偽情報が見抜ける前提の授業や尺度となっているということもご指摘をいただきました。実際AIによって現在も真偽を見抜くことが難しく、今後は不可能に限りなく近くなってくると考えられます。そのため、真偽を見抜くのではなく、真偽を見抜くことが不可能である中で、情報やメディアとの付き合い方を考える事ができるように指導していく必要があると考えられました。


【授業実践について】

 授業実践についても、先行研究と同様に真偽を見抜くことというのが不可能であるという前提で考えていく必要があるとご指導いただきました。現段階では、見抜くことを前提に考えていたため、そうではなく見抜けないことを知り、どのように関わっていくのかということを指導していきたいです。

 また、AIで生成されたものを教材とするのか、映像を教材とするのかという点も検討していきたいです。AIで生成されたものの場合、出典の部分も改ざんされていることなども考えられ、従来ではチェックするポイントとなっていた部分も信頼しきれない事が考えられました。その場合、SEEKモデルのように複数の観点を統合して批判的に見ることが必要となるため、今後はSEEKモデルを教材に対して用いるとどのように考えられるかというところまで検討していきます。


2023年5月10日水曜日

第1回 5月10日 オンライン

 今回は研究についての進捗状況の報告と今後の計画について大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【研究について】

 今回自分は映像修辞の認知についてや、認識的認知の視点から情報リテラシーを育む学習プログラムの論文を読んできました。これが自分自身の授業開発につながるかという部分では不安なところがありましたが、大久保先生より認知についての研究ではなく、認知の知見をどのように使うかという示唆をいただくことができました。ある程度理解をしておいて、生かせそうであれば授業開発に生かすぐらいの気持ちで考えたいと思います。

 また、認識的認知の論文内で得られたSEEKモデルの場合は、自分自身の授業開発に活かすことができそうであるため、もう少し理解を深め参考にしていきたいと考えます。

 授業の評価については、批判的思考尺度やML尺度をもう少し具体的な内容を調べ、そのまま使うのか、質問項目だけ使うのかなど細かく決めていく必要があるということも示唆を得る事ができました。

 授業開発については、実習校の都合上期末試験後の7月に授業実践を行うため、6月の半ばにはたたき台を作り、実習校の先生にご相談ができるようにしたいと考えます。その際に、文章と映像とでは情報の得られ方の違いや、国語科において位置づける際学習指導要領のどの文言を参考にしているのかなど、考え決めていくことは多くあるため、できるだけ早く授業を形にしていきたいです。


2022年11月24日木曜日

第19回院生ゼミ(11月25日)

 本日は、第19回院生ゼミ(11月25日)が研究室で行われました。 今回のゼミでは、大久保先生より教科についての学び,メディア・リテラシーについての学びと,質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。

【質問調査について】  今回は,院生に仮調査を行った結果がある程度出てきたため,まとめ方を大久保先生よりご指導いただきました。改善点やコメントについて確認し,項目の修正を行いました。  フェイクニュースの事例に関する質問について,例示がないと答えにくいという意見がいくつか見られましたが,フェイクニュースについて自覚的かどうかということもデータとして出したいため,今回は例示を避けた項目を作成したいと思います。今後は,出てきたデータについて項目同士の比較などさらに詳細に見ていきます。 【教科についての学び・メディア・リテラシーについての学習】  今回は,教科についての学びと,メディア・リテラシーについての学習を行いました。 教科についての学習では,矢印という要素が持つ意味について考えた時,矢印をメディアと置き換えると授業ではメディアを構成要素にまで分解させて読ませるということは行われていないのではないかと示唆をいただきました。このように,細かい部分ではありますが,授業の種となることを集め続け,実際に形にしていきたいと考えました。  メディア・リテラシーについての学習では,佐藤先生のMPACKについて学ぶことができ,メディア・リテラシーやフェイクニュースの授業を考える上で重要な内容でした。

2022年11月17日木曜日

第18回院生ゼミ(11月18日)

 本日は、第18回院生ゼミ(11月18日)が研究室で行われました。 今回のゼミでは、大久保先生より教科についての学び,批判的思考の学びと,質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。

【質問調査について】 質問紙調査については,橋爪先生よりご指導いただいた内容を修正し,大久保先生に確認していただきました。高校生を対象に調査を行う前に,大学院生に試験的調査を行う際,客観的意見や,高校生にとって難しい内容や文言を見てもらうなど,観点を示してコメントをいただくとよいとご指導をいただきました。次回のゼミまでに,一度大学院生を対象に調査を行い,客観的意見を踏まえ,質問紙を完成させたいです。 【教科の学び・批判的思考について】  教科の学びについては,引き続き奥泉香先生の『国語科教育におけるヴィジュアル・リテラシーの探究』を読みました。ヴィジュアル・リテラシーの基盤として,意味形成が存在していると学んだ。それを自身の研究であるフェイクニュースと関連させて考えたとき,フェイクニュースを読み解く際,意味形成が必要なのか疑問を持ちました。フェイクかどうかの判断の前に意味形成を行うことで初めてできるため,フェイクニュースも共通していると考えられました。 また,未知のタイプのテクストを読む際,共通のメタ言語が必要となるということも学び,これにフェイクニュースは当てはまると考えられ,共通のメタ言語がどのようなものかということを読み進めていく中で今後学んでいきたいです。 別の授業で疑問を持った,国語科でのユニバーサル・デザインについて,示唆を得る事が出来る論文を紹介していただいたため,それについても読んでいきたいです。解釈と誤読が存在しているというのは考えた事がない視点だったため,参考にしたいです。

2022年11月9日水曜日

第17回院生ゼミ(11月10日)

 本日は、第17回院生ゼミ(11月10日)が研究室で行われました。 今回のゼミでは、大久保先生より教科についての学び,批判的思考の学びと,質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。

【質問調査について】 質問紙調査については,内容については前回ご指導いただいたため,大まかな修正はありませんでした。今後は大学内で試験的に調査を行い,修正を行ったのちに実習校で調査を実施したいと考えます。また,並行して副指導教員の先生方にもご指導いただきたいと思います。 【教科の学び・批判的思考について】 今回は,前回に引き続き奥泉香先生の『国語化教育に求められるヴィジュアルリテラシーの探究』を読みました。読み進める中で,コンテンツだけでなく,読解力に必要な資質能力をフェイクニュースに置き換えて考えるなど,メタ的に内容を理解していくことを指導していただきました。今回は,ヴィジュアル・リテラシーとメディア・リテラシーの比較を通して考えることはできたため,これからはフェイクニュースも関連させ,援用していけないかという視点で考えていきたいです。

2022年11月1日火曜日

第16回院生ゼミ(11月2日)

 本日は、第16回院生ゼミ(11月2日)が研究室で行われました。 今回のゼミでは、大久保先生より教科についての学びと質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。

【質問紙調査について】 今回は,主に質問紙調査のフェイスシートと項目が完成したため,最後の修正としてご指導いただきました。今回は,前回大久保先生より示された高校生のメディア接触などを参考に項目を設定しました。また,解答項目が均等になるようにと,高校生にとって分かりやすいかの文言の修正を行いました。 今回のゼミでは,項目同士の関連についてご指導いただきました。ある項目が高ければ,次の項目も高くなることや,記述内容の傾向によって項目の選択の傾向が出てくるような設定をもう一度考え修正していきたいです。 11月中にはプレテストを大学内で行い,出てきた結果の分析を通して12月に実習校で調査を行いたいと考えます。 【教科の学びについて】 今回は奥田香先生の『国語化教育に求められるヴィジュアルリテラシーの探究』を読み進めることを通して,国語科での地震の研究の位置づけについて示唆を得ました。学部時代にマルチモーダルなテクストを読み解くことを研究で少し触れてきたため,内容としては通じる部分が多く,理解しやすかったです。自分自身の研究では,フェイクニュースという主に映像と文字など複数の高栄養素が組み合わさったメディアを読み解く内容であるため,今後研究を教科に位置付けるうえで重要となる文献であると考えられます。少しづつ丁寧に読み,自身の研究に活かしていきたいです。

2022年10月20日木曜日

第14回院生ゼミ(10月21日)

 本日は、第14回院生ゼミ(10月21日)が研究室で行われました。 今回のゼミでは、前回に引き続き大久保先生より今後の研究計画と質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。

【今後の研究計画について】 今回も前回と同様に研究テーマと今後の研究の計画についてレジュメにまとめました。今回は,前回指導していただいたフォントやイラストを改善しました。今回は,現在行わなければならない近場の計画を主にまとめましたが,それに加え最終報告までの全体像も同時に示すことをご指導いただきました。 今後は,教科についてや批判的思考の先行研究を読み進めつつ,フェイクニュースの定義づけについても行えるようにしたいです。目の前の課題を行いつつ,最終の目標を見据え少しづつ着実に研究を進めていきたいです。 【質問紙調査について】 前回に引き続き,質問紙調査についてご指導いただきました。今回は,前回質問紙調査の作成に当たって,逆向き設計についてご指導いただいたため,予想される結果と行いたい主張を考えました。今回主張を考える事で,ある程度質問項目を主張ごとにカテゴリー分けすることができました。今後は質問項目と選択肢をより具体的に設定し,プレテストを行いたいです。(植松)

2022年10月13日木曜日

第13回院生ゼミ(10月14日)

 本日は、第13回院生ゼミ(10月14日)が研究室で行われました。

今回のゼミでは、大久保先生より今後の研究計画と質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。 【今後の研究計画について】  今後の研究テーマについて,レジュメにまとめました。フォントやイラストを加えたり,研究タイトルなどをより目立たせるなどの指導をしていただきました。ビジュアル的にもう少し見やすくすることで,より自分の研究に興味を持ってもらえるようなレジュメにしていきたいです。  また,内容については国語科における批判的思考についての先行研究を調べていくことを考えていましたが,国語科に範囲を狭めるのではなく批判的思考そのものについて調べていきたいです。教科についても,国語科に限定するのではなく,関連する社会科や情報科についても学び,自身の研究を学校教育においてどのように位置づけるかということを考えていきたいです。 【質問紙調査について】  質問紙調査については,書籍や論文から学んだことをもとに質問項目を仮として作成したものをご指導いただきました。その中で逆向き設計についてご指導いただきました。自分が研究を通して行いたい主張を考え,そこに対応した結果を予測し,それを得るための項目設定が必要になってくるということが分かりました。今回は,主張や求める結果が漠然としたまま項目を設定してしまったため,記述式か選択式かということや,項目に偏りが見られたため,主張と求める結果をもう一度見直し,より詳細にしていきたいと考えます。  また,項目設定についても先行研究に依拠することが必要であるため,実態調査の研究や実践について野先行研究をさらにまとめられるようにしていきたいと考えます。

2022年8月18日木曜日

中間報告会 リフレクション

 8月18日,19日に中間報告会が教職大学院内で行われました。

中間報告会を通して学んだことをリフレクションとして残します。 【研究方法として】  今回は,M2の皆さんがどのような方法で研究を行ってきたのかということを学ぶことができました。実際のところ,自分自身はまだ方法までは漠然としか決まっておらず具体的にイメージが持ちにくい部分も多かったです。しかし,どの方々もプレテストとして実践授業を行う前にテスト的により簡易な内容で一度授業を行っているように見えました。そのため,まずは後期の実習内で一度プレテストに近い内容で授業を行い,その内容や実施した状況をもとに,実際のデータを収集していくことを目標に研究を行いたいと考えました。 【自分の研究について】  中間報告質疑 ・フェイクニュースは分かりやすいが,他にもっと判別しにくい情報があると思うが,取り扱う教材(情報)はどうするか。 ・具体的な行動として何を想定しているか。 →これまでの情報と何が違うのかということを明らかにする必要があると分かりました。またこれらの質問に関連して,冨安先生からいただいた質問である「情報の正誤と真偽の違いは何か?」というご質問にもつながってくると考えられました。報告会内では,情報が意図的に作られているかどうかのように返答しましたが,正誤はミスインフォメーション,真偽では,ディスインフォメーション(意図的に作られた偽情報)とマルインフォメーション(攻撃を目的とするなど悪意のある情報)のようにより具体的に細分化できるということが分かりました。これらの微妙な違いを把握したうえで,教材選択を行っていく必要があると報告会を通して考えられました。 ・情報モラルにメディア・リテラシーが埋没しているとあったが一例を挙げてもらえるとわかりやすい。 →今回は,引用部分であったため質問をいただいてもうまく説明できませんでした。この部分の再整理の必要性や引用の行い方を見直すことができました。メディア・リテラシーの意識が教師も授業者も意識しないまま行われており,それは情報モラルだと考えていたということが課題であるとわかりました。メディア・リテラシーと情報モラルの関係がどのように重なり合っているかをもう一度見直すことで,この部分は説明できると考えられました。また,振り返りの際にメディア・リテラシーと情報モラルに関連してデジタルシティズンシップ教育が関連してくるのではないかと考えられました。自分の研究としてどこまで関連するかはっきりとはしませんが,関連する視点として今後先行研究などを調べていきたいです。 ・どのように絞り込んでいくか。 →これまでは表現に焦点を当てた授業が多かったが,読み解く部分に絞り込みを行って授業プログラムを開発していくと考えられました。読み解きの際,大久保先生が示されたようにAI時代に対応できる能力というのがどのようなものかまだはっきりと見えていない部分でもあります。今後AI時代に必要な力という視点をもって研究を行っていく必要があると分かり,これがコンピテンシーを育む授業につながるのではないかと考えられました。 今後は,情報の種類についてもう少し学術的に細分化できるようにすること,AI時代に必要な力という視点をもって先行研究や関連書籍を読み進めていきたいと考えます。加えて,研究の方法に関してももう少し具体的に考え,後期中の早い段階でプレテストを行えるようにしていきたいと考えます。

2022年7月28日木曜日

第12回 院生ゼミ(7月29日)

 本日,院生ゼミが研究室で行われました。

今回のゼミでは,抄録について大久保先生より指導をいただきました。振り返りを残します。 【研究関連】  今回も前回に引き続き,中間発表に向けて抄録を作成し,それに対して大久保先生よりご指導いただきました。現段階では,プロットにまとめたことをつなぎ合わせただけの状態であったため,より論理的に伝わるように構成を練り上げていく必要があるとわかりました。  また,ほかの院生と抄録を読み合うことを指導していただきました。読み合いを通して,意見交換することで自分の専門外から見た時伝わりにくくなっていないかということや,ほかの人の論文を見ることで,論文作成に対して基礎的な書き方などを見直すことにつながると考えられました。様々な分野の方と読み合い,書き方を学んだり,様々な視点の意見を反映したりしていきたいと考えます。

2022年7月19日火曜日

第11回 院生ゼミ(7月20日)

 本日,院生ゼミが研究室で行われました。

今回のゼミでは,中間発表について大久保先生より指導をいただきました。振り返りを残します。 【研究関連】  今回は,中間発表に向けて抄録のプロットを作成し,それに対して大久保先生よりご指導いただきました。大まかな内容は決まりましが,題目に含まれるポスト真実時代について,誰にでもわかりやすく伝わるようにするために具体を用いて説明することが必要であるとわかりました。また,情報リテラシーに関して,MLや情報活用能力との違いや,重なる部分を明確に説明できるようにしつつ,なぜ情報リテラシーを育む必要があるのかを論理的に説明できるように考えていきたいです。(植松)

2022年7月12日火曜日

第10回 院生ゼミ(7月13日)

 本日,院生ゼミが研究室で行われました。

今回のゼミでは,中間発表について大久保先生より指導をいただきました。振り返りを残します。 【研究関連】  今回は,中間発表に向けて題目の見直しを行いました。ここまで,先行研究を読んでいくことを通して,最初に設定した題目ではほとんど研究が行われているという課題を見つけることができました。そこから,現代のメディア環境や,求められているMLなどを考えた結果,『高校生を対象とするポスト真実時代における情報リテラシー』という題目に決定することができました。今後は,題目に基づいて抄録を書いていくことになります。他分野の先生や学生にもきちんと伝わることを目標に,ポスト真実時代についてや,情報リテラシーとはどういったものを指すのかなどを明らかにして説明できるようにしていきたいと思います。(植松)

2022年7月5日火曜日

第9回 院生ゼミ

第9回 院生ゼミ(7月6日)本日,院生ゼミが研究室で行われました。

今回のゼミでは,中間発表に向けてと,面接対策について大久保先生より指導をいただきました。振り返りを残します。 【研究関連】 今回は,中間発表に向けて原稿のプロットと研究題目についてご指導いただきました。原稿については,現代の社会の状況と先行研究をもとに,どこまでメディア・リテラシーについて明らかになっているかを考え,原稿を完成させていきたいです。原稿は2枚であるという点から,そこまでスペースがあるわけではないため,必要な情報や参考文献をより精査し,作成していきたいです。 また,中間発表のモデルとして大久保先生の学会発表の練習を見せていただきました。中間発表や最終的な成果報告のイメージを持つことができました。また,スライドを作るうえでも,最初のスライドは写真ベースで作ることで興味を引くことや,尺度に関して引用の方法や,示し方についても学ぶことができました。 【教員採用試験対策】 試験対策については,別の授業で行った面接練習で内容に関するアドバイスを他の先生からいただきました。その内容について,考え方の指導を大久保先生よりいただきました。高校生を指導するうえで,どのような資質・能力を育てるために何をしていきたいのかということを具体的に考えていきたいです。(植松)

2022年5月18日水曜日

第5回 院生ゼミ(5/18)

本日,第5回院生ゼミが研究室で行われました。

 今回のゼミでは,教育時事についてまとめたことの発表,面接対策,レジュメについて大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。 【教員採用試験対策について】  今回は,教員試験対策として「ハイブリット型授業」と「授業支援クラウド」について調べまとめました。今回までは,調べたことをまとめて発表することを行ってきましたが,次回からは調べたことに加え自分自身がこのキーワードについてどのように考えるかまでまとめてくるとよいという指導をいただきました。そうすることによって,面接対策だけでなく,現場で役立つ生きた知識として身に付けることにもつながると考えられます。  また,面接対策では答える内容のほかに,表情や声のトーンなどスキル的な部分で指導をいただきました。特に表情では,今の時代はマスクをすることが前提となっているので,想像以上に伝わりにくいとおっしゃられました。そのため,自分が思っている以上に大げさに表情を作る必要があると学びました。 【研究関連】  今回は,前回から引き続きレジュメをまとめ発表しました。前回,先行研究の分類の中で登場した,概念・要素研究について着目し,メディア・リテラシーの定義の変遷についてまとめました。まとめた内容は,問題はありませんでしたが,その内容が他分野の方々にも,一目で理解してもらえるようにする必要があるとご指導いただきました。そのためには,まとめた内容を図や表でまとめることが重要だとわかりました。  内容面では,日本のメディア・リテラシーについては俯瞰してみることが少しづつできてきましたが,海外にメディア・リテラシーの定義の成立や変遷については調べきれていないため,書籍を中心に調査していくとよいという指導をいただきました。ここまでは,論文を中心に先行研究をまとめてきたので,今度は書籍も並行して調査を進め,メディア・リテラシーの概念の理解を広げていきます。(植松)

2022年4月26日火曜日

第3回院生ゼミ

本日は,第3回院生ゼミが研究室で行われました。

今回のゼミは,主に教員採用試験対策についてと研究テーマについての2本立てで行われました。


【教員採用試験対策】

大久保先生より,主に教員採用試験の面接対策についてご指導いただきました。面察対策では,端的にまず答えを述べ,そこから理由であったり,エピソードトークを話していくということを指導していただきました。自分自身最初の言葉がだらだらと長くなる癖があるため,今後も端的に述べるということを意識して練習を重ねていきたいです。

また,次回のゼミまでに「令和の日本型教育」をスライド5枚にまとめてくるという課題もいただきました。

採用試験で重要となる知識であるため,次回のゼミで端的にまとめて説明できるようにしたいです。


【研究テーマ】

大久保先生より,研究テーマの題目について,研究で使用されることが多い分析方法の説明,レジュメの作り方についてご指導をいただきました。研究テーマの題目については,自分の知識不足もあり内容が決まらず伴って題目も決まらないという状況です。自分の研究を行いたいメディア・リテラシーの分野でどのような研究が行われているかということを校種ごとにマッピングできるようになる必要があるとわかりました。そのために現在行っている文献を読むことを引き続き行っていきたいです。

分析の方法では,初めて目にする言葉が多く理解できていない部分も多かったです。院での研究で使うであろうt検定などを学べるサイトを紹介していただいたので,これから利用して学んでいきたいです。

レジュメの作り方については,大久保先生の博士課程で作成したものを参考に説明していただきました。これまでは,論文を読むことをメインで行ってきましたが,次回のゼミではレジュメに読んだ論文をまとめ要点を説明することも行っていきます。このまとめて説明をすることを通して,これまでのメディア・リテラシーについて研究された内容を整理し,まだ研究が行われていない部分や切り口を見つけられるようにしたいです。(植松)

2022年4月20日水曜日

第2回院生ゼミ

本日は、第2回院生ゼミが研究室で行われました。

今回のゼミでは、大久保先生より研究テーマの題目設定に関して、Google Classroomの設定、論文検索の方法と注意点、読み終えた論文や書籍の記録の取り方をご指導いただきました。振り返りを残します。

【研究テーマの題目】

 大久保先生より研究テーマの題目設定に関してご指導いただきました。題目の提出が5月6日と迫る中で、より絞った題目にする必要があるとわかりました。今の自分が考えた題目だと、一冊の学術書のような広すぎるものになっていました。そうではなく、一目でどんなことを研究したかが分かる必要があります。

 具体的には、校種、教科は何か。映像メディアはどのような映像を指すのか。メディア・リテラシーなどの用語を入れるのか、入れないのかを検討するなどです。加えて、研究内容については、地域の教育課題と関連することができれば、教職大学院における自分の研究がより有用なものであるということが,周囲の人に理解してもらえることにつながってくるということも学びました。

 研究の方向性は何となく定まってきてはいますが、具体的にはまだまだ絞れていないため、絞った題目を設定するといいうのは難しく感じます。そういった中でも、今回のゼミで自分が行いたいことを表す言葉というものはいくつか絞ることができたため、それをまとめて来週までに題目を決めたいと思います。


【論文検索と記録】

 論文検索と記録する内容についてもご指導いただきました。そもそも論文にも違いがあるということを学びました。具体的には、主に査読論文、紀要論文、研究会原稿、学会発表原稿など他にの分類の方法もあります。

 その中でも、査読論文というのは、学会に所属する研究者による審査を通った論文として、クオリティが保障されたものです。そのため引用はこの査読論文が中心になってくると考えられました。もちろん他の論文が悪いわけではないということも理解できます。今後は、これらの論文を一日一本読み、論文を読むということに慣れていく必要があるとのご指導をいただきました。

 また、記録に関しても今後はOneNoteを用いて行っていきます。インプットとアウトプットは両方そろって一つとして、読んでどう考えたのか、疑問に思ったことを先生と共有していきたいと思います。その他にも、著者名やどこに掲載されたものか、URL、(書籍であれば出版社も)を記録することで、引用や参考文献の整理が行いやすくなると学びました。学部時代参考文献の整理で苦労したため、今後は整理して記録をつけていきたいと思います。

 一日一本読まないからといってどうこうというわけではないと先生はおっしゃられましたが、実習までに時間が多くあるわけではないのも事実です。きちんと論文を読む時間を確保し記録を行い、先行研究や知識をつけ、自分自身の研究をより絞って進めていきたいです。

(植松)

京都市立藤城小学校

午前中はHP・SNSワーキングで,ウェブサイトのリニューアルの方向性についての提案の詰め。トップページの広報性を高めることを狙っていることを明確にすることを提案。その後,書類仕事。 午後は京都市立藤城小学校へ。指導案検討に同席,助言する。いつものことながら先生方の前向きに取り組む...