8月18日,19日に中間報告会が教職大学院内で行われました。
中間報告会を通して学んだことをリフレクションとして残します。 【研究方法として】 今回は,M2の皆さんがどのような方法で研究を行ってきたのかということを学ぶことができました。実際のところ,自分自身はまだ方法までは漠然としか決まっておらず具体的にイメージが持ちにくい部分も多かったです。しかし,どの方々もプレテストとして実践授業を行う前にテスト的により簡易な内容で一度授業を行っているように見えました。そのため,まずは後期の実習内で一度プレテストに近い内容で授業を行い,その内容や実施した状況をもとに,実際のデータを収集していくことを目標に研究を行いたいと考えました。 【自分の研究について】 中間報告質疑 ・フェイクニュースは分かりやすいが,他にもっと判別しにくい情報があると思うが,取り扱う教材(情報)はどうするか。 ・具体的な行動として何を想定しているか。 →これまでの情報と何が違うのかということを明らかにする必要があると分かりました。またこれらの質問に関連して,冨安先生からいただいた質問である「情報の正誤と真偽の違いは何か?」というご質問にもつながってくると考えられました。報告会内では,情報が意図的に作られているかどうかのように返答しましたが,正誤はミスインフォメーション,真偽では,ディスインフォメーション(意図的に作られた偽情報)とマルインフォメーション(攻撃を目的とするなど悪意のある情報)のようにより具体的に細分化できるということが分かりました。これらの微妙な違いを把握したうえで,教材選択を行っていく必要があると報告会を通して考えられました。 ・情報モラルにメディア・リテラシーが埋没しているとあったが一例を挙げてもらえるとわかりやすい。 →今回は,引用部分であったため質問をいただいてもうまく説明できませんでした。この部分の再整理の必要性や引用の行い方を見直すことができました。メディア・リテラシーの意識が教師も授業者も意識しないまま行われており,それは情報モラルだと考えていたということが課題であるとわかりました。メディア・リテラシーと情報モラルの関係がどのように重なり合っているかをもう一度見直すことで,この部分は説明できると考えられました。また,振り返りの際にメディア・リテラシーと情報モラルに関連してデジタルシティズンシップ教育が関連してくるのではないかと考えられました。自分の研究としてどこまで関連するかはっきりとはしませんが,関連する視点として今後先行研究などを調べていきたいです。 ・どのように絞り込んでいくか。 →これまでは表現に焦点を当てた授業が多かったが,読み解く部分に絞り込みを行って授業プログラムを開発していくと考えられました。読み解きの際,大久保先生が示されたようにAI時代に対応できる能力というのがどのようなものかまだはっきりと見えていない部分でもあります。今後AI時代に必要な力という視点をもって研究を行っていく必要があると分かり,これがコンピテンシーを育む授業につながるのではないかと考えられました。 今後は,情報の種類についてもう少し学術的に細分化できるようにすること,AI時代に必要な力という視点をもって先行研究や関連書籍を読み進めていきたいと考えます。加えて,研究の方法に関してももう少し具体的に考え,後期中の早い段階でプレテストを行えるようにしていきたいと考えます。メディアとしてのマンガを考える
マンガを題材にメディアのモードが変わった時の異同や,小学校におけるICT活用やプログラミング教育の実践について研究しています。
2022年8月18日木曜日
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