メディアとしてのマンガを考える

マンガを題材にメディアのモードが変わった時の異同や,小学校におけるICT活用やプログラミング教育の実践について研究しています。

2022年11月27日日曜日

日本教育メディア学会 第29回年次大会

昨日,今日と椙山女学園大学(名古屋)で開催された日本教育メディア学会に参加,研究成果を発表した。

久しぶりの対面開催で,参加者も多く,活発な議論が多く展開されいつにも増して学び多い2日間だった。
運営にご尽力いただいた先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

関連発表は以下の通り。

柴田隆史,大久保紀一朗,堀田龍也(2022)タブレット端末で360度画像を用いる際の操作方法の違いに対する児童の評価.第29回日本教育メディア学会年次大会B-1-1,発表原稿集:88-89

八木澤史子,大久保紀一朗,中川哲,堀田龍也(2022)小学校第6学年算数科の教科書における記述内容の形式と役割の分類に関する調査.第29回日本教育メディア学会年次大会E-1-2,発表原稿集:114-115

大久保紀一朗,佐藤和紀,手塚和佳奈,堀田龍也(2022)メディア特性の理解を基盤とした情報の信憑性を検討する学習の実践と評価ー 小学校第6学年の総合的な学習の時間における平和学習の実践を通してー.第29回日本教育メディア学会年次大会B-K-2,発表原稿集:35-38






2022年11月24日木曜日

第19回院生ゼミ(11月25日)

 本日は、第19回院生ゼミ(11月25日)が研究室で行われました。 今回のゼミでは、大久保先生より教科についての学び,メディア・リテラシーについての学びと,質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。

【質問調査について】  今回は,院生に仮調査を行った結果がある程度出てきたため,まとめ方を大久保先生よりご指導いただきました。改善点やコメントについて確認し,項目の修正を行いました。  フェイクニュースの事例に関する質問について,例示がないと答えにくいという意見がいくつか見られましたが,フェイクニュースについて自覚的かどうかということもデータとして出したいため,今回は例示を避けた項目を作成したいと思います。今後は,出てきたデータについて項目同士の比較などさらに詳細に見ていきます。 【教科についての学び・メディア・リテラシーについての学習】  今回は,教科についての学びと,メディア・リテラシーについての学習を行いました。 教科についての学習では,矢印という要素が持つ意味について考えた時,矢印をメディアと置き換えると授業ではメディアを構成要素にまで分解させて読ませるということは行われていないのではないかと示唆をいただきました。このように,細かい部分ではありますが,授業の種となることを集め続け,実際に形にしていきたいと考えました。  メディア・リテラシーについての学習では,佐藤先生のMPACKについて学ぶことができ,メディア・リテラシーやフェイクニュースの授業を考える上で重要な内容でした。

2022年11月17日木曜日

第18回院生ゼミ(11月18日)

 本日は、第18回院生ゼミ(11月18日)が研究室で行われました。 今回のゼミでは、大久保先生より教科についての学び,批判的思考の学びと,質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。

【質問調査について】 質問紙調査については,橋爪先生よりご指導いただいた内容を修正し,大久保先生に確認していただきました。高校生を対象に調査を行う前に,大学院生に試験的調査を行う際,客観的意見や,高校生にとって難しい内容や文言を見てもらうなど,観点を示してコメントをいただくとよいとご指導をいただきました。次回のゼミまでに,一度大学院生を対象に調査を行い,客観的意見を踏まえ,質問紙を完成させたいです。 【教科の学び・批判的思考について】  教科の学びについては,引き続き奥泉香先生の『国語科教育におけるヴィジュアル・リテラシーの探究』を読みました。ヴィジュアル・リテラシーの基盤として,意味形成が存在していると学んだ。それを自身の研究であるフェイクニュースと関連させて考えたとき,フェイクニュースを読み解く際,意味形成が必要なのか疑問を持ちました。フェイクかどうかの判断の前に意味形成を行うことで初めてできるため,フェイクニュースも共通していると考えられました。 また,未知のタイプのテクストを読む際,共通のメタ言語が必要となるということも学び,これにフェイクニュースは当てはまると考えられ,共通のメタ言語がどのようなものかということを読み進めていく中で今後学んでいきたいです。 別の授業で疑問を持った,国語科でのユニバーサル・デザインについて,示唆を得る事が出来る論文を紹介していただいたため,それについても読んでいきたいです。解釈と誤読が存在しているというのは考えた事がない視点だったため,参考にしたいです。

世羅町立甲山小学校 地域公開日講演 「探究的に学ぶ児童の育成を目指した指導のあり方」

探究学習で関わらせていただいている甲山小学校へ。
昼前に世羅町に到着し,道の駅で牛サラダ定食をいただき,世羅ブレンドコーヒーをいただき整える。いずれも美味。

5校時と6校時が公開。コロナの関係で3年ぶりの公開とのことで,1〜3年目までの先生は初めての公開で大変だったと思うけど,子ども主体の素敵な授業で保護者の方々も安心されたことと思う。どの学級の授業でも先生方の明るい表情と雰囲気が非常に印象的で,子どもたちが一人残らず学習に向かっている姿が素敵だった。
子どもたちが主体的に学べるよう,その基盤を先生方が丁寧に指導することや学習環境を整えることの大切さを改めて学んだ。

講演では探究的に学ぶ子どもの育成について,学習過程の指導や子ども自身が学習方法を試行錯誤しながら体得していくことの大切さをお伝えし,その基盤となる指導の一つとして教科書の誌面の構造の分析を体験していただいた。

来年度が3年間のまとめとなるそうなので,一層の研究の深まりを祈念しております。今回も先生方にあたたかくお迎え,お見送りいただきました。ありがとうございました。





2022年11月15日火曜日

島根大学な2日

月曜は朝一で整体。姿勢に気を付けるようになって首や肩の凝りがかなり軽減されている。
出勤後,大学院広報関係の仕事,今週の校内研究での講演資料作成,同志チェック。

火曜はオンデマンド研修のためのウェブサイト修正,学内業務,同志チェック。午後も細々とした仕事をこなしながら院生の研究相談。
妻の誕生日なのでケーキなどを買って帰るも,本人は修学旅行を前にして遅い帰宅となり,ケーキは持ち越し。

アウトプットばかりになっているが,いただいている仕事を着実に実行する時期だと考え,丁寧な仕事を心がけたい。

2022年11月9日水曜日

第17回院生ゼミ(11月10日)

 本日は、第17回院生ゼミ(11月10日)が研究室で行われました。 今回のゼミでは、大久保先生より教科についての学び,批判的思考の学びと,質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。

【質問調査について】 質問紙調査については,内容については前回ご指導いただいたため,大まかな修正はありませんでした。今後は大学内で試験的に調査を行い,修正を行ったのちに実習校で調査を実施したいと考えます。また,並行して副指導教員の先生方にもご指導いただきたいと思います。 【教科の学び・批判的思考について】 今回は,前回に引き続き奥泉香先生の『国語化教育に求められるヴィジュアルリテラシーの探究』を読みました。読み進める中で,コンテンツだけでなく,読解力に必要な資質能力をフェイクニュースに置き換えて考えるなど,メタ的に内容を理解していくことを指導していただきました。今回は,ヴィジュアル・リテラシーとメディア・リテラシーの比較を通して考えることはできたため,これからはフェイクニュースも関連させ,援用していけないかという視点で考えていきたいです。

静岡県田方地区教育研究会情報部

昨日の深夜作業により少しゆっくり出勤。

午前中は午後の講演スライド仕上げ,原稿の修正対応等。

昼は週末の入試業務の打ち合わせ。

午後はオムニバス授業に参加した後,静岡県田方地区教育研究会情報部の先生方へリモートで講演。主体的対話的で深い学びの基盤としての端末活用について,社会の変化や求められる学力観,授業観などの変容を交えてお話させていただいた。
端末が入ったから授業を変えないといけないのではなく,求められる授業が変わりその基盤として端末が入ったこと,授業観を変えないと端末の真価が発揮されないことが少しでもお伝えできていれば。
講演後の先生方のグループディスカッションの様子から,教育にかける熱量を感じ,少しでもお役に立てていればと心から思った。

貴重な機会をいただき,ありがとうございました。

これから原稿執筆。



2022年11月1日火曜日

第16回院生ゼミ(11月2日)

 本日は、第16回院生ゼミ(11月2日)が研究室で行われました。 今回のゼミでは、大久保先生より教科についての学びと質問紙調査についてご指導いただきました。振り返りを残します。

【質問紙調査について】 今回は,主に質問紙調査のフェイスシートと項目が完成したため,最後の修正としてご指導いただきました。今回は,前回大久保先生より示された高校生のメディア接触などを参考に項目を設定しました。また,解答項目が均等になるようにと,高校生にとって分かりやすいかの文言の修正を行いました。 今回のゼミでは,項目同士の関連についてご指導いただきました。ある項目が高ければ,次の項目も高くなることや,記述内容の傾向によって項目の選択の傾向が出てくるような設定をもう一度考え修正していきたいです。 11月中にはプレテストを大学内で行い,出てきた結果の分析を通して12月に実習校で調査を行いたいと考えます。 【教科の学びについて】 今回は奥田香先生の『国語化教育に求められるヴィジュアルリテラシーの探究』を読み進めることを通して,国語科での地震の研究の位置づけについて示唆を得ました。学部時代にマルチモーダルなテクストを読み解くことを研究で少し触れてきたため,内容としては通じる部分が多く,理解しやすかったです。自分自身の研究では,フェイクニュースという主に映像と文字など複数の高栄養素が組み合わさったメディアを読み解く内容であるため,今後研究を教科に位置付けるうえで重要となる文献であると考えられます。少しづつ丁寧に読み,自身の研究に活かしていきたいです。

京都教育大学な1日

1限は小学校教科内容論生活の授業。自然遊びの概要を伝えたあとは,学内をそれぞれが散策して春探し。見つけたものを写真に撮ってGoogleチャットのスペースで共有。撮り方や撮る対象にも違いがあって面白い。情報を常に共有しながら学ぶことの良さも,体験的に理解してくれている様子。 午後は...