メディアとしてのマンガを考える

マンガを題材にメディアのモードが変わった時の異同や,小学校におけるICT活用やプログラミング教育の実践について研究しています。

2023年5月31日水曜日

第4回 5月31日 オンライン

 今回は授業についてと研究について進捗状況の報告を行い大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【授業について】

 自分が行っている授業に関して、教科書の内容ではなく学び方を教えることを意識させ、教師がいなくても自分で学べるようにということ、それらを具体的に授業内で行っていくのかということを大久保先生よりご指導いただきました。

 非常勤校では前回から変更して,では授業の形態を生徒に選ばせる形で行ったところ,比較的抵抗も少なく,生徒が自ら考えようとする状況をつくることができたため,継続して行い,生徒に委ねる場面を増やしていきたいと考えます。その一方で、実習校での授業では、上手く授業形態を生徒に選択させると、少し抵抗を感じる様子も見せたため、普段の授業とのギャップが存在するということを実感しました。一つの集団ではなぜうまくいったのか、一方の集団ではうまくいかなかったのかということを振り返り、今後の授業に活かしていき、生徒に学び方を学ばせられるようにしていきたいと考えます。


【研究について】

 研究については先行研究の報告と、授業実践の指導案についてご指導いただきました。先行研究では、AIについての先行研究を報告しました。授業実践の内容に直接生かせるという内容ではなく、理論的なものでしたが今後指導案や、報告書を書く際参考にしていきたいです。

 指導案については、教材観、生徒観、指導観について書きました。教材観についてはなぜAIによる偽情報・誤情報を扱うのかという教材の価値についてもう少し書くとよいこと、今回の場合は生徒観から書き始め、教材を決め教材観、指導観を書くとよいことをご指導いただきました。また、教師の意図によって指導案の書く順序というのも変化するべきであるということも学ぶことができました。

 残り2週間程度ですが、指導案を書きつつ、教材の選定、評価の際にどのようなデータを取るのか取るのかということを決め、実習校の先生や他の指導教官の先生方にご提示できるようにしたいと思います。


京教な1日

1限,小学校教科内容論生活科の授業。今日から地域教材から学ぶ学習について。自然を題材にした学びと同じ構成で進めるので,学生も見通しをもって取り組めていたし,情報収集やスライドへまとめるスピードも上がってきていて,成長がうかがえて嬉しかった。

午後は個人ゼミ。こちらも授業,研究ともに精力的に取り組んでいて頼もしい限り。

その後,研修スライド作成,論文査読,査読対応,データ整理。

2023年5月25日木曜日

コツコツな1日

朝はウッドデッキの掃除。梅雨前に塗り替えたいので,時間を見つけてコツコツと掃除。長年積もり積もった泥が手強い。

その後,銀行を経由して大学へ。

午後は授業準備,学外で実施する授業の手続きなどをしながら研究を進める。

夜は若手研。

いろいろなことを並行して進める必要が出てきたので,何事もコツコツ進めていきたい。

2023年5月24日水曜日

いろんな1日

朝イチ小学校教科内容論生活の授業。これまで各自で取り組んできた,自然遊びのフィールドワークについて,まとめたスライドを元にグループで発表。発表を聞きながらスライドへのコメントを課したが,非常にスムーズに取り組んでいてクラウドを活用して学習することに慣れてきたことがうかがえた。

午後は教授会,その後,実践研究相談。

自分の研究構想を少し進め,帰宅。

第3回 5月24日 オンライン

 今回は研究についての進捗状況の報告と授業について大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【先行研究について】

 今回は、小学校4年生を対象にフェイクニュースの信憑性を意識させる学習プログラムについての論文と、その論文内で参考文献として取り上げられていたウェブアクセスリテラシーの尺度作成についての論文を読みました。ウェブアクセスリテラシーの論文については育成する内容の根拠として用いられていると分かりました。

 また、学習プログラムは実践の方法として参考にはなりましたが、自分自身が実践を行う場合、新規性と高校生で行う妥当性がさらに必要になってくるとご指導いただきました。

 今後は、授業実践を参考に、授業の流れや教材などを決めていきたいです。


【授業実践について】

 今回は、前回から引き続き授業実践を考えました。内容を決めることに加え、今回は学習指導要領より、批判的についてや映像に関する記述を引いてきました。学習指導要領に内容は文章を読み解くことが前提となっているため、読解の幅を広げる提案として今回の授業実践を行っていきたいと考えます。国語科においては、読解の力を育む際文章読解の力に寄与しないといけないと考える意見と、文章以外の映像など読解の幅を広げる意見が存在しており、自分自身はどちらも必要な力ではあると考えます。今回の実践では、読解の幅を広げることにつながるため、論理的に自分自身の意見を示していきたいと考えます。

 今後教材や授業の流れを決めつつ、指導案の形にしていく中で、目標を国語科とMLの二本立てで立てるのかあるいは、指導要領の内容を拡張する形で立てるのかということも考える必要があるとご指導いただきました。また、それにともなって評価についても、国語科とMLに関するものを用意できるようにしていきたいと考えます。


2023年5月23日火曜日

自宅整備

朝イチでシロアリ駆除の業者に来ていただき,防除。床下は綺麗とのことで一安心。自宅の整備も残り少なくなってきた。早く終わらせて落ち着きたい。

大学で原稿執筆,授業,事務処理。
昨日終わらなかった書籍の整理を終わらせる。ようやく全部出せた。棚板が足りないので,発注の相談をして帰宅。

研究室も自宅も早いところ整えて,集中できる環境に仕上げたい。

2023年5月22日月曜日

研究室整備

午前中は実践の相談。総合的な学習の時間の実践,探究学習のあり方について考える。

午後は他の部屋から書棚を運び入れていただく。
段ボールの中に入りっぱなしになっていた書籍を半分ぐらい書棚に入れたところで力尽きて帰宅。

2023年5月19日金曜日

打ち合わせと映画

午前中はGIGA関係でご縁をいただく自治体との打ち合わせ。価値観や目線のすり合わせの大切さや,その進め方を学んだ。

午後は授業準備や論文執筆を進める。

夕方から出かけて映画。久しぶりの4DX。面白かった。

2023年5月17日水曜日

第2回 5月17日 オンライン

 今回は研究についての進捗状況の報告と授業について大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【先行研究について】

 今回は、前回に引き続き授業実践の評価に関する尺度を調べました。評価を行う際尺度は必要となってくるため、引き続き収集しどの尺度を使うのかということも考えていきたいです。また、これまでのMLにおいては、誤情報・偽情報が見抜ける前提の授業や尺度となっているということもご指摘をいただきました。実際AIによって現在も真偽を見抜くことが難しく、今後は不可能に限りなく近くなってくると考えられます。そのため、真偽を見抜くのではなく、真偽を見抜くことが不可能である中で、情報やメディアとの付き合い方を考える事ができるように指導していく必要があると考えられました。


【授業実践について】

 授業実践についても、先行研究と同様に真偽を見抜くことというのが不可能であるという前提で考えていく必要があるとご指導いただきました。現段階では、見抜くことを前提に考えていたため、そうではなく見抜けないことを知り、どのように関わっていくのかということを指導していきたいです。

 また、AIで生成されたものを教材とするのか、映像を教材とするのかという点も検討していきたいです。AIで生成されたものの場合、出典の部分も改ざんされていることなども考えられ、従来ではチェックするポイントとなっていた部分も信頼しきれない事が考えられました。その場合、SEEKモデルのように複数の観点を統合して批判的に見ることが必要となるため、今後はSEEKモデルを教材に対して用いるとどのように考えられるかというところまで検討していきます。


2023年5月14日日曜日

全国大学国語教育学会 公開講座

今日は全国大学国語教育学会の公開講座に登壇,マンガの読解について提案した。

これまでのマンガ読解に関する研究の成果を中心に,マンガというメディアについての提案。国語教育を専門とする方々に向けて提案をするのは緊張したが,議論を通して改めて読むことや読解力とは何かということを考えられる貴重な機会だった。

国語科におけるマンガを含めたメディア読解の研究に取り組んでおられる羽田先生コーディネートのもと,小学校教諭としてマンガ読解の実践に取り組んでいる岸先生とご一緒させていただけたのもとても嬉しかった。

最大参加者数は180名程度だったとのことで,多くの方とマンガというメディアの可能性について考えられたのは,とてもありがたいことだった。



2023年5月13日土曜日

日本教育工学会研究会@同志社大学

京都に移って1ヶ月ばかり経ち,ようやく生活が落ち着いてきた。

同志社大学で開催された研究会に参加。
今回,自分の発表はなし。発表者の方々の研究から学ぶ。
1つのセッションで座長。

学部学生の発表がしっかりしていて,指導の重要性を再確認した場でもあった。

同志社大学は歴史を感じるとても素敵なキャンパスだった。



2023年5月10日水曜日

第1回 5月10日 オンライン

 今回は研究についての進捗状況の報告と今後の計画について大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【研究について】

 今回自分は映像修辞の認知についてや、認識的認知の視点から情報リテラシーを育む学習プログラムの論文を読んできました。これが自分自身の授業開発につながるかという部分では不安なところがありましたが、大久保先生より認知についての研究ではなく、認知の知見をどのように使うかという示唆をいただくことができました。ある程度理解をしておいて、生かせそうであれば授業開発に生かすぐらいの気持ちで考えたいと思います。

 また、認識的認知の論文内で得られたSEEKモデルの場合は、自分自身の授業開発に活かすことができそうであるため、もう少し理解を深め参考にしていきたいと考えます。

 授業の評価については、批判的思考尺度やML尺度をもう少し具体的な内容を調べ、そのまま使うのか、質問項目だけ使うのかなど細かく決めていく必要があるということも示唆を得る事ができました。

 授業開発については、実習校の都合上期末試験後の7月に授業実践を行うため、6月の半ばにはたたき台を作り、実習校の先生にご相談ができるようにしたいと考えます。その際に、文章と映像とでは情報の得られ方の違いや、国語科において位置づける際学習指導要領のどの文言を参考にしているのかなど、考え決めていくことは多くあるため、できるだけ早く授業を形にしていきたいです。


京都教育大学な1日

1限は小学校教科内容論生活の授業。自然遊びの概要を伝えたあとは,学内をそれぞれが散策して春探し。見つけたものを写真に撮ってGoogleチャットのスペースで共有。撮り方や撮る対象にも違いがあって面白い。情報を常に共有しながら学ぶことの良さも,体験的に理解してくれている様子。 午後は...