メディアとしてのマンガを考える

マンガを題材にメディアのモードが変わった時の異同や,小学校におけるICT活用やプログラミング教育の実践について研究しています。

2023年5月17日水曜日

第2回 5月17日 オンライン

 今回は研究についての進捗状況の報告と授業について大久保先生よりご指導いただきました。振り返りを残します。

【先行研究について】

 今回は、前回に引き続き授業実践の評価に関する尺度を調べました。評価を行う際尺度は必要となってくるため、引き続き収集しどの尺度を使うのかということも考えていきたいです。また、これまでのMLにおいては、誤情報・偽情報が見抜ける前提の授業や尺度となっているということもご指摘をいただきました。実際AIによって現在も真偽を見抜くことが難しく、今後は不可能に限りなく近くなってくると考えられます。そのため、真偽を見抜くのではなく、真偽を見抜くことが不可能である中で、情報やメディアとの付き合い方を考える事ができるように指導していく必要があると考えられました。


【授業実践について】

 授業実践についても、先行研究と同様に真偽を見抜くことというのが不可能であるという前提で考えていく必要があるとご指導いただきました。現段階では、見抜くことを前提に考えていたため、そうではなく見抜けないことを知り、どのように関わっていくのかということを指導していきたいです。

 また、AIで生成されたものを教材とするのか、映像を教材とするのかという点も検討していきたいです。AIで生成されたものの場合、出典の部分も改ざんされていることなども考えられ、従来ではチェックするポイントとなっていた部分も信頼しきれない事が考えられました。その場合、SEEKモデルのように複数の観点を統合して批判的に見ることが必要となるため、今後はSEEKモデルを教材に対して用いるとどのように考えられるかというところまで検討していきます。


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