メディアとしてのマンガを考える

マンガを題材にメディアのモードが変わった時の異同や,小学校におけるICT活用やプログラミング教育の実践について研究しています。

2022年8月26日金曜日

蕎麦と研究打ち合わせと原稿執筆

共同研究をしている元同僚が来研。

蕎麦を食べて,研究と人生についてディスカッション。どちらも自分で切り拓いていくことが重要である,というのが今日のところの着地点。積極的ガチャ。

北海道土産をいただく。

いただいたお土産で糖分を補給して,原稿執筆。




2022年8月21日日曜日

日本デジタル教科書学会で発表

 日本デジタル教科書学会で,以下の研究についてオンラインで発表。

大久保紀一朗, 佐藤和紀, 三井一希, 板垣翔大, 泰山裕, 堀田龍也

小学校の総合的な学習の時間におけるプログラミングによる地域の課題解決を考える学習の実践と効果の検討

京都大学での現地参加も検討したけど,今の状況を鑑みて今回はオンラインにて参加。貴重なご意見やご質問をいただき,改めてこういった状況においても学術の場を提供していただいていることに感謝。

2022年8月18日木曜日

中間報告会 リフレクション

 8月18日,19日に中間報告会が教職大学院内で行われました。

中間報告会を通して学んだことをリフレクションとして残します。 【研究方法として】  今回は,M2の皆さんがどのような方法で研究を行ってきたのかということを学ぶことができました。実際のところ,自分自身はまだ方法までは漠然としか決まっておらず具体的にイメージが持ちにくい部分も多かったです。しかし,どの方々もプレテストとして実践授業を行う前にテスト的により簡易な内容で一度授業を行っているように見えました。そのため,まずは後期の実習内で一度プレテストに近い内容で授業を行い,その内容や実施した状況をもとに,実際のデータを収集していくことを目標に研究を行いたいと考えました。 【自分の研究について】  中間報告質疑 ・フェイクニュースは分かりやすいが,他にもっと判別しにくい情報があると思うが,取り扱う教材(情報)はどうするか。 ・具体的な行動として何を想定しているか。 →これまでの情報と何が違うのかということを明らかにする必要があると分かりました。またこれらの質問に関連して,冨安先生からいただいた質問である「情報の正誤と真偽の違いは何か?」というご質問にもつながってくると考えられました。報告会内では,情報が意図的に作られているかどうかのように返答しましたが,正誤はミスインフォメーション,真偽では,ディスインフォメーション(意図的に作られた偽情報)とマルインフォメーション(攻撃を目的とするなど悪意のある情報)のようにより具体的に細分化できるということが分かりました。これらの微妙な違いを把握したうえで,教材選択を行っていく必要があると報告会を通して考えられました。 ・情報モラルにメディア・リテラシーが埋没しているとあったが一例を挙げてもらえるとわかりやすい。 →今回は,引用部分であったため質問をいただいてもうまく説明できませんでした。この部分の再整理の必要性や引用の行い方を見直すことができました。メディア・リテラシーの意識が教師も授業者も意識しないまま行われており,それは情報モラルだと考えていたということが課題であるとわかりました。メディア・リテラシーと情報モラルの関係がどのように重なり合っているかをもう一度見直すことで,この部分は説明できると考えられました。また,振り返りの際にメディア・リテラシーと情報モラルに関連してデジタルシティズンシップ教育が関連してくるのではないかと考えられました。自分の研究としてどこまで関連するかはっきりとはしませんが,関連する視点として今後先行研究などを調べていきたいです。 ・どのように絞り込んでいくか。 →これまでは表現に焦点を当てた授業が多かったが,読み解く部分に絞り込みを行って授業プログラムを開発していくと考えられました。読み解きの際,大久保先生が示されたようにAI時代に対応できる能力というのがどのようなものかまだはっきりと見えていない部分でもあります。今後AI時代に必要な力という視点をもって研究を行っていく必要があると分かり,これがコンピテンシーを育む授業につながるのではないかと考えられました。 今後は,情報の種類についてもう少し学術的に細分化できるようにすること,AI時代に必要な力という視点をもって先行研究や関連書籍を読み進めていきたいと考えます。加えて,研究の方法に関してももう少し具体的に考え,後期中の早い段階でプレテストを行えるようにしていきたいと考えます。

2022年8月10日水曜日

教採対策の日々

 午前中,院生の教採対策で模擬授業,面接,場面指導などみっちり3人に指導。素直な院生ほど伸びている。基本的な部分はかなり仕上がってきたので,あとは最後まで詰めて,本番で実力を発揮してほしい。

午後は昨日,面接指導をした学部生から模擬授業の構成について相談。専門分野の単元だったので,つい喋り過ぎてしまったが,イメージが掴めたようでよかった。連日,連絡をしてきて指導を受ける姿に感心。貪欲に自分から求めてくる熱意を感じ,自然とこちらも丁寧に指導していた。

その後,研究室に戻ると新たに2名の学部生からの指導依頼。来週までは採用試験対策週間。ベテランの先生方のような指導は当然できないが,少しでも自信をもって,リラックスして本番を迎えられるように,自分にできることで貢献していきたい。

合間に広報関係の仕事など,細々とした仕事の対応をしていたら,あっという間に夕方。午後はガッツリ論文執筆をする予定だったので,巻き返して夜まで研究室で執筆。集中管理によりエアコンを切られ,命の危険を感じて帰宅。ランニング。

気づけば8月中旬。夏バテとかしてる場合じゃない。

2022年8月8日月曜日

奥出雲メディア教育部会 夏季研修

 昨年度に続いて研修講師のご依頼をいただき,奥出雲町立鳥上小学校へ。続けて呼んでいただけることがありがたい。

いつもと違う道をGoogleMapに提案され,そちらの道を行くと到着がギリギリになってしまい,途中でご連絡をいただく羽目に。ご心配をおかけしました。


昨年度は,使い方研修で先生方に体験していただくのがメインの研修だった。今年は,共同編集の活用し始めぐらいの事例を準備していったが,先生方の実践交流の様子を見て,急遽内容を大幅に変更した。参加されていた多くの学校で,かなり活用が進んでいることがうかがえ,嬉しく感じた一方で,ギリギリまでスライドを変更して,結果喋り倒す形になってしまった。

自分からは,端末活用の次の一歩として,自己調整を働かせた子ども主体の授業づくりという観点から,端末活用のあり方について提案した。刺激を受けて下さった先生が多かったようでよかった。


古民家を改装した蕎麦屋,古民家暖々(だんだん)で在来品種の横田小蕎麦を釜揚げでいただいく。大変美味しかったが,自然風を感じる店内,この暑さの中での釜揚げのチョイスはいささかミスだったと,胸元の汗が語っていた。


その後,大学へ戻り,中間発表原稿の最終指導。久々の奥出雲は遠く感じ,へばってしまい,研究室でゴロゴロしながら原稿チェック。なんとか仕上げて,提出完了。あとは発表,まずは聞いている人に研究内容が伝わるように頑張ってほしい。



2022年8月6日土曜日

夏合宿(8月6日〜7日)

 東北大学堀田研究室の夏合宿にOBとして参加。

今回は,最近の研究について話す時間と,大学へ異動してからについて話す時間をいただき,どちらも自分のこれまでとこれからについてじっくり振り返る機会になり,本当にありがたかった。聞いてくださる方には,自分についてご報告するだけでなく,何かしら考えたり感じたりしていただければ,と考えたものの自分の実力以上のものは出せないので,考えていることをお伝えして,また対面でお会いできた時にじっくりお話を伺いたい。

40代に入り(それはあまり関係ないのだけど),色々これからのことを考える機会がここのところ多かった。やるべきこと,やっていることはこれまでと変わらないし,自分が考えて努力したところで,自分一人の力や行動は決定要因のほんの一部に過ぎないとは思う。しかし,考えて自分なりに行動した結果であれば,自分の思い描いていた結果と違っても,受け入れられるのではないかと思う(なんて書くと思い詰めているようだけど,特に直近で何かあるわけではない)。

自分のはるか先を歩く先輩方から,共に歩みを進める仲間が一堂に会して,研究についてディスカッションできるコミュニティの存在のありがたさを改めて感じた2日間。これからも,いただいた恩を少しずつでも返していきたいと改めて考えた。

来年こそは,対面で。

京都教育大学な1日

1限は小学校教科内容論生活の授業。自然遊びの概要を伝えたあとは,学内をそれぞれが散策して春探し。見つけたものを写真に撮ってGoogleチャットのスペースで共有。撮り方や撮る対象にも違いがあって面白い。情報を常に共有しながら学ぶことの良さも,体験的に理解してくれている様子。 午後は...