メディアとしてのマンガを考える

マンガを題材にメディアのモードが変わった時の異同や,小学校におけるICT活用やプログラミング教育の実践について研究しています。

2024年10月17日木曜日

京都市立藤城小学校

午前中はHP・SNSワーキングで,ウェブサイトのリニューアルの方向性についての提案の詰め。トップページの広報性を高めることを狙っていることを明確にすることを提案。その後,書類仕事。

午後は京都市立藤城小学校へ。指導案検討に同席,助言する。いつものことながら先生方の前向きに取り組む姿勢に頭が下がる。

帰宅し,諸々の執筆。夜は若手研究者の会で諸々のディスカッション。

2024年10月15日火曜日

京都教育大学な1日

1限,初等生活科教育。朝イチだけど,熱心に参加してくれる学生たちでとてもやりがいがある。Figjamが編集できない問題によって,バタバタしてしまい,申し訳なかった。

その後,Figjamがうまくいかない時の対策として,Googleスライドで付箋を模したオブジェクトがワンクリックで出せるようにスクリプトを作成。生成AIとたくさんやり取りをしてなんとか完成。

教授会後,美容院。

2024年10月11日金曜日

埼玉県久喜市立青毛小学校(リーディングDX)

朝から新幹線に乗り,久喜市へ。久喜駅で昼食をとり,青毛小学校へ。
青毛小学校へは1学期に1度お邪魔しており,今日は公開授業の後の講演を担当。

どの学年,どの授業も子どもが自走できるようにデザインされており,どの子も自分なりに学習に取り組んでいた。
子どもが自走できる,学習者主体の授業になるには,①子どもに学ぶ力(方法や態度)が身に付いているか,②授業デザインが自走できるようになっているか,③学習環境として必要な情報が共有されているか,がポイントだと考えているが,いずれもこれまでの取り組みの成果が出ていて,いい公開授業だった。そういったポイントを,学習者主体の授業が求められる背景と絡めて講演。チャットも活発にご参加いただき,多変ありがたかった。

終了後,校長室では今後の取り組みについて議論。先生方の前向きな姿勢が何よりも嬉しかった。

その後,久喜駅で一献,帰京。日付が変わる前には帰宅できた。

2024年9月1日日曜日

島根県へ帰省した週末

校内研究への支援で島根県へ向かうも,台風で休校,研修中止。幸い台風の影響はほとんどなく,穏やかな週末。実家の自室で研修動画を作成して対応。

週末は施設に入所している祖母を久しぶりに訪ねる。認知症を患っており,会うのがとても久しぶりなので,思い出してもらえないことを前提に行ったけど,とても調子が良いようで入室してすぐに認識され驚く。
その後も近況を報告しても理解してもらえ,嬉しかった。今年で99歳の白寿,とても元気でパワーをもらった。
「私にできることがあれば何でも言ってな」というのは,昔からの祖母の口癖。その人の生き方,考え方というのはいつまでもなくならないのだと実感。
京都に戻る日には白寿祝いのビデオメッセージを家族で撮影することもできた。仕事は無くなったけど,総じていい週末だった。

自分の生き方,考え方をしっかりもって何事にも取り組んでいこうと考えた,そんな週末になった。

2024年8月16日金曜日

お盆休みおわり

出雲市での研修の後,実家のある松江市へ帰省。

墓掃除,迎火を焚く,お経をあげるといったお盆を比較的しっかり過ごせた。もうちょっと家のことに貢献できればよかったが,進めておく必要がある仕事もあり,自分の部屋に篭る時間も多く反省。

京都へ戻る途中で井倉洞を見て吉備高原で一泊。帰りがけに神戸や姫路に立ち寄ることを考えたけど,あまりの暑さに断念。そのまま帰宅。

後回しにしていた書類仕事に着手,車のオイル交換。エンジンをかけて成果をあげていく。

2024年6月28日金曜日

東大阪市立布施小学校へ

朝から大雨。朝一で大学へ行き,査読対応のための資料を図書館で借りる。閉架になっている1991年の文科省の指導資料を読むと,当時から「個別化への対応」について書かれていて,理念自体はずっと言われ続けてきているのだと再確認。

その後,所用を済ませたのち,リーディングDX事業で東大阪市立布施小学校へ。到着早々,校長先生のお気遣いで最高のコンディションで授業参観へ。
今年度4回目の訪問で低学年の授業。各2クラスずつ,4クラスの授業を参観し,放課後に先生方とディスカッション。

1年生最初のクラスの学習では,クラスルームやスプレッドシート活用の初期指導。スプレッドシートが開いた瞬間に,自分の名前も書かれている一覧表を見て絶叫。1年生らしい姿がとても可愛らしかった。先生は児童用の画面を大型テレビに映しながら丁寧に操作指導。途中,聞き方についての指導を適宜入れながら,全員が操作できるように指導を進めていた。これからも聞く姿勢が基盤の1つであることは変わらないので,こういう指導はとても重要。教師の説明の技術と聞かせる指導はこれまでと同様に教師として求められる。
隣のクラスはジャムボードを活用して言葉集め。グループの友達と協力してたくさんの言葉を集めていた。子どもたちなりに付箋の色を変えたり,場所を変えたりして,情報の整理分析を感覚的に進めていた。アナログだった時には教師が様々な色の付箋を準備し,色を指定しないといけなかっただろうし,書く付箋の色を間違えたら書き直さなければならなかったが,デジタルであればすぐに付箋の色を変えられるので,子どもたちが試行錯誤しながら進めることができる。こういった学習に慣れていけば,他のグループのシートを見て学習を深めたり広げたりすることがすぐにできるようになると思う。
1年生の時点で,できることからチャレンジする先生方の姿勢を心から尊敬するし,できるバックアップをしていきたい。


2年生の1クラスは生活科の学習で,デジタル資料をクラスルームで配布し,ミニトマトの育て方を子どもたちが調べる学習。教科書が主たる教材であることは変わらないが,複数の情報源にあたり,情報を集め,批判的に情報を読み解くことは,全ての学習の基盤となる資質・能力である情報活用能力の育成の観点からも重要。そして,それはアナログもデジタルも両方読み解け,情報を確実に取り出せる必要がある。低学年のうちからこういった学習を繰り返し経験していることが,社会に出た時に大量の情報から必要な情報を取捨選択したり,批判的に捉えたりすることにつながっていくのだと思う。
隣のクラスは国語の学習。学習過程をクラスルームで共有し,スプレッドシートでそれぞれの考えが見えるようにして共有。途中,うまくアクセスできないと判断した先生が,それぞれにシートを配布しなおし,それを先生が集約する形に修正していた。他の人の意見を瞬時に見ることはできなくなってしまったが,その場の状況に応じて計画を変更し,対応できるのはアナログであれデジタルであれ,教師の授業力として重要である。GIGAスクール構想下にあっては,教師が授業で必要な知識技能を有していることが必要となることを表している場面だった。

先生方との議論では,先生方の方から「こういうことしてます!」「こんな感じです!」「ここで悩んでます!」という声が聞かれたのがとても嬉しかったし,先生方主体で進めていけそうな手応えを感じた。とてもありがたかった。

今回はフルーツタルト。大変爽やかな甘味と丁寧に作られた生地の織りなすハーモニーが,朝からの雨で湿度が高い一日を爽やかに締めくくってくれた。

と思ったけど,大学で摘み残した仕事を思い出し,大学へ戻る。急いで片付け,食糧をいつものスーパーで買って帰宅。その後,研究資料作成。気絶。

2024年6月27日木曜日

京丹波町立和知小学校

朝一で大学へ,研究室でメール対応,査読対応のための資料収集の後,学内会議とその後,教員研修Web講義に関する打ち合わせ。方向性が出揃い,進められる見通しがもてたのであとは推進力強めて進める。

会議後すぐに出発して京丹波町立和知小学校へ。リーディングDX指定校への支援事業で今年度2回目の訪問。高学年の授業で国語と外国語の授業を参観し,助言した。

国語の学習では,あるグループの子がクラスの友達にアンケートをとって情報収集したいとなり,その場でアンケートフォームを作成しクラウドで共有,瞬時に回答が集まり,その結果を執筆する提案文に盛り込んでいた。アナログを前提とした授業ではできない学習方法だが,デジタルが前提で学習者主体であればこういった学習方法も可能になる。それを教師が認められるかだ。
授業者の先生は,「子どもに任せることに抵抗がないわけではないが,子どもたちがどんどん進めるのでその後ろからついていくイメージで取り組んでいる。」とお話しくださったが,子どもたちの学びを認め,サポートする姿勢がとても素敵だと思った。教科の学習に関して指導が必要なことは指導しつつ,学び方を子どもたち自身に考えさせ,任せられるかはこれからの授業観で重要なことだと再確認。

外国語の学習では子どもたち1人1人が自分のペースで単語練習をする時間が設けられていた。どの単語を練習したいかは子どもによって違うはずだし,何回練習したら自信がもてるかも子どもによって違う。1人1人が自分に適した方法で練習できれば,単語を覚えるのも効率化するし,自分に必要感のある学習をしているから当然意欲も高まる。子どもたち1人1人が違うのだという前提から授業をデザインできるかがポイントだと再確認。
授業者の先生は育児休暇明けで,GIGA環境への対応の必要感から,できることから取り組んでいるとお話しくださった。いつ始めるかとかできるできないではなく,自分にできることからとにかく始める,というマインドがとても素敵だと感じた。取り組んでいただければ課題が見え,それに対して一緒に考えることができる。


高学年の先生方と話した後には,前回の訪問時に授業を拝見した中学年の先生がお話をしに来てくださった。それぞれ単元内自由進度学習と時間内の調整を子どもたちに委ねる方法で取り組んで,成果と課題を感じているとのことだった。課題に対する考え方や具体策についてお伝えさせていただいた。すぐに取り組んでいただくことをありがたく感じた。よく分からないけど,できることからとにかくやってみる,細かく修正してブラッシュアップしていく,アジャイル的な授業改善ができるかどうかがポイントであると感じた。


京都市立藤城小学校

午前中はHP・SNSワーキングで,ウェブサイトのリニューアルの方向性についての提案の詰め。トップページの広報性を高めることを狙っていることを明確にすることを提案。その後,書類仕事。 午後は京都市立藤城小学校へ。指導案検討に同席,助言する。いつものことながら先生方の前向きに取り組む...